今回は、iPhone8のバッテリー交換修理(分解方法)について画像付きで解説していきます。
※組み立て手順については『自分で修理やってみる?iPhone8バッテリー交換組み立ての手順』をご確認下さい。
現在ではiPhone8のバッテリー交換代は、町の修理店でかなり安く行っていますが、自分でサクッとやってみたいという方は是非参考にしてみてください。
但し、作業を行う前には必ずバックアップを取っておきましょう!
又、記事内ではいくつかアマゾンで買える工具等を紹介していますが、それら全てを購入する必要はありません。必要なものだけをピックアップして購入してみては如何でしょうか?但し、紹介している商品の品質等について当サイトで保証している訳ではありませんので予めご了承下さい。
iPhone8バッテリー交換分解手順
事前準備
修理を始める前に、まずは一通り動作確認をしておきましょう。又、『設定』→『バッテリー』→『バッテリーの状態』からバッテリーの【最大容量】が確認出来ます。
バッテリーの最大容量とは、簡単に言うとバッテリー内に充電を溜めておけるスペースの事です。このスペースが減っていくと、当然の事ながら充電を多く溜めておけないので、充電の減りも早くなります。
因みに以下の写真ではバッテリーの最大容量76%となっていますが、最大容量が80%を切っている場合、体感的にもかなり充電の減りが早いと感じるかと思います。

動作確認等が出来たら、電源をきっておきましょう。

星形ネジを外す
まずは星形ネジを2つ外します。

フロントパネルを開ける
薄いヘラ等をフレームとフロントパネルの隙間に入れて、フロントパネルを少し浮かせます。この時、フレーム側に傷が付かないように、あまり固い金属製のヘラ等は使用しないようにして下さい。

フロントパネルが少し浮いたら、そこにプラスチックヘラ等を差し込みます。

プラスチックヘラが隙間に入ったら、そのままスライドさせていき、防水パッキンシールを剥がしていきます。


上部も防水パッキンシールが貼り付いているので、剥がしていきます。

全ての面の防水パッキンシールが剥がれたら、フロントパネルを矢印の方向に少しづつ引っ張って、フロントパネルを完全に剥がします。
但し、向かって右側にはケーブルがありますので、ケーブルを切ってしまわないように注意して下さい。

写真のように、フロントパネルを開きます。

作業をし易いように、写真のようにフロントパネルを立てかけておきます。
写真では「iHold」を使用していますが、どのようなものでもOKです。

コネクタを外す
iPhone7とは違って、こちらはY字ではなくプラスドライバーを使用します。〇4カ所のネジを外して、固定板を外しておきます。

こちらも、〇3カ所のネジを外して固定板を外します。

次にコネクタを外していきます。セラミック製のマイナスドライバーやプラスチックヘラ等を使用して外します。まず最初にバッテリーの接続コネクタを外しておきましょう。

次に▭2カ所を外します。

こちら側の▭1カ所も外します。


これで、フロントパネルと本体が完全に分離しました。
本体は安全なところに置いておき、フロントパネルを分解していきます。
ここまでのフロントパネルと本体の分離作業は、バッテリー交換だけでなく、フロントパネル交換や様々な修理を行う際に必須の工程となります。
バッテリーを外す
▭箇所にバッテリーを固定しているテープのベロが4つありますので、このベロを引っ張ってシールを剥がしていきます。

ピンセット等でベロを剥がします。この時、発火の原因となる恐れがありますので、バッテリーに穴を開けたりしないように十分注意して作業して下さい。

ベロを指で摘まんでゆっくりと引っ張ります。テープは切れやすいので、急がずゆっくりと引っ張り出すようにして下さい。

もう一方も同じように引っ張り出します。

反対側も同じように。


4カ所全てのシールが綺麗に引っ張り出せたら、バッテリーが取り出せます。
途中でテープが切れてしまった場合には、プラスチックヘラ等をバッテリーの下に入れて取り出しますが、その場合Qi用ユニットを避けるように作業して下さい。

最後に
如何でしたでしょうか?iPhone8のバッテリー交換修理作業で最も注意すべき点は、Qi用ユニットを破損しないようにする点でしょうか。バッテリーシールが全て綺麗に引っ張り出せれば何も問題はないのですが、シールが途中で切れてしまった場合、プラスチックヘラ等をバッテリーの下に入れて取り出す必要があるので、その際、Qi用ユニットの位置を把握していないと、Qi用ユニットを傷付けてしまいます。
急ぐ必要はありませんので、ゆっくり慎重に作業して下さい。
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