今回は、iPhoneXのフロントパネル取り外しの手順をご紹介いたします。以前のiPhone修理ブログでもお伝えしてきましたが、まずはフロントパネルを確実に外せなくては次に進むことが出来ません。あらゆる修理の基礎となりますので、「自分でバッテリー交換してみたい!」「自分で画面交換してみたい!」というiPhoneX修理初心者の方は、まずはこのページを見ながらフロントパネルを取り外してみて下さい。
それではここから、iPhoneXのフロントパネル取り外し手順を紹介していきます。
iPhoneXフロントパネル取り外し手順
星形ネジを外す
まずは本体の電源を切りましょう。

本体の電源を切ったら、お馴染みの星形ネジを外しましょう。ネジがナメてしまわないように注意が必要です。

当店お勧め星形ドライバー
フロントパネルを開ける
写真の通り、本体向かって右側にはフロントパネルと本体を接続しているケーブルがありますので注意が必要です。ケーブル側を勢いよく引き上げてしまったり、ヘラ等を差し込み過ぎたりしてしまうと、ケーブルを切ってしまう可能性があるので、慎重に作業を行ってください。

星形ネジを外せたら、フレームとフロントパネルの隙間に薄いヘラ等を差し込みます。防水パッキンがあるので、簡単には開きませんが、フロントパネルが少し浮いたら、隙間にプラスチックヘラを差し込みます。


プラスチックヘラを本体下部(ドックコネクタ側)の隙間に挟んだ状態のまま、別のプラスチックヘラを本体上部(フロントカメラ側)方向へスライドさせてパネルを開いていきます。

反対側も本体下部(ドックコネクタ側)から、本体上部(フロントカメラ側)へとプラスチックヘラをスライドさせて、フロントパネルを開いていきます。

本体上部(フロントカメラ側)にも防水パッキンが貼られているので、慎重にプラスチックヘラを差し込み、隙間を開けていきます。

フロントパネルを開く際、必ずケーブル接続側がどちらかを確認し、ケーブル接続側と反対側から(写真のように)開くようにしてください。

接続コネクタを外す
Y字ドライバーを使用し、コネクタカバーのネジを外していきます。

コネクタカバーを外せたら、写真の▭1カ所と▭3カ所のコネクタを外します。この時、セラミック製のマイナスドライバーや、プラスチックヘラ等を使用してください。【▭はバッテリーのコネクタなので、最初に外しておくと良いでしょう。】

ケーブルの矢印個所が、下のフロントカメラユニットと接着しているので、ケーブルを傷付ける事なく、慎重に接着箇所を剥がします。


フロントパネルが完全に本体と分離しました。

最後に
如何でしたでしょうか?iPhoneXのバッテリー交換、液晶交換、カメラ交換等の修理をするには何にせよ、まずはフロントパネルを確実に外せなくてはいけません。
次回からの記事では、iPhoneXのバッテリー交換や画面交換を説明していきます。
※バッテリー交換分解手順については『意外と簡単?iPhoneXバッテリー交換分解手順』をご確認下さい。
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