こちらの記事では、iPhoneXsの画面交換修理組み立て手順をご説明致します。分解手順から確認したいという方は、『修理初心者必見!iPhoneXs分解手順【基礎編】』もしくは『自分で修理!iPhoneXs液晶画面交換【分解手順】』をご覧ください。
それではここから、iPhoneXsの液晶画面交換組み立ての手順を紹介していきます。
iPhoneXs液晶画面交換修理【組み立ての手順】
TrueTone機能の移植
iPhone8以降のフロントパネル交換修理を行う場合、元々のフロントパネルから新たに取り付けるフロントパネルへ「TrueTone機能の情報」を書き写す必要があります。
この作業を行わない場合、フロントパネル交換後にTrueToneが消失してしまう事となります。TrueToneは目の負担を軽減する為の機能ですが、こちらの記事ではTrueTone機能の詳細については割愛させて頂きます。
TrueToneは使わないので必要ないという方は、この作業なしで先に進んで頂いても問題ありません。
注意点としては、交換するフロントパネルが低品質なものだと、移植そのものができない場合があるので、TrueTone移植作業を行う場合は、フロントパネルの販売元へ事前に確認しておく事をお勧めいたします。
※尚、TrueToneの移植には、TrueTone修復機が必要になります。

フロントスピーカーを取り付ける
分解時に取り外しておいた、フロントスピーカー等の一体型部品を元の位置にセットします。
▭は、元々接着されていただけなので、元の位置にセットすればOKです。▭2カ所は、枠にしっかりとはめ込んでください。

フロントスピーカー等の一体型部品を分解前の状態に戻します。


ネジ穴を合わせて、〇3カ所のY字ネジを取り付けます。

動作チェックを行う
フロントパネルを仮付けして動作チェックを行います。この時点では仮付けなので、新しい防水パッキンは貼らずに、フロントパネルと本体を繋ぐ各コネクタを接続します。

バッテリーコネクタも一旦接続します。

フロントパネルが接続出来たら、電源を入れて動作チェックをしてみましょう。
問題がなければ、電源を切って、仮付けしたコネクタを再度外します。
この時点で動作不具合や表示不良があった場合には、コネクタを再度接続しなおしてみて下さい。それでもダメな場合はフロントパネルの初期不良が考えられますので、フロントパネル販売元で交換等の対応をしてもらいましょう。
注)フロントパネル販売業者によって、初期不良等に対しての保証内容が異なりますので、購入前に確認をしておく事をお勧め致します。
防水パッキンを貼りかえる
本体側の古い防水パッキンを綺麗に全て剝がします。防水パッキン貼り付け面に汚れが多く付着していると、新しい防水パッキンが上手くくっつかないので、不要な歯ブラシ等で汚れを綺麗に取っておきましょう。

新しい防水パッキンをしっかりと貼っていきます。

本体にフロントパネルを取り付ける
防水パッキンの青いビニール部分を剥がしたら、まずはフロントパネルと本体を接続するコネクタ3カ所を接続します。
▭3カ所のコネクタを接続してから、▭のバッテリーコネクタを接続します。

コネクタを接続出来たら固定板を元の位置にセットし、それぞれネジを取り付けます。
〇はY字、〇はプラスです。

フロントパネルを本体に取り付けたら、星形ネジを忘れずに取り付けましょう。

最後に再度動作チェックを行います。修復機を使っているので、TrueToneも使用できるようになっています。

お疲れさまでした。
最後に
iPhoneXsのフロントパネル交換は、分解編に続き、これで終了です。
TrueTone修復機については、購入になかなかのコストが掛かってしまうので、TrueTone機能を引き継ぎたいという方は、修理店に持っていった方が良いかと思います。但し、修理店に持っていったら何の説明もなく修理され、修理完了後に気付いたらTruToneが使用できなくなっていた・・・なんて事も聞いた事がありますので、事前に修理店に確認してから修理依頼をした方が良いかと思います。
それでは、次回の記事をお楽しみに~!
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